2021年もひとまず診療が終わりました。今年もご愛顧いただきありがとうございました。
にしても、ホンっトに目まぐるしい1年でした・・・
まずはそんな当院の2021年を少し振り返ってみます。
今年は冬のコロナ第3波対応から始まり、当院にご来院になる患者さんが急増しました。
時を同じくしてコロナワクチン接種の準備が始まり、春から高齢者や医療従事者、そして夏場からの一般への方々への接種を続けて参りました。
そして夏には第5波を迎え、当院でもコロナ陽性患者さんだけでなく、コロナ感染に伴う肺炎や呼吸不全、そしてコロナの後遺症に悩む患者さんを数多く診療しました。
このような経験は今までの私の呼吸器科医としての人生で、経験がありませんでした。
やはり「コロナはただの風邪ではない」ということを、まざまざと見せつけられました。
秋ごろにはコロナ感染者数も落ち着いてきましたが、1か月遅れの高齢者検診が始まり、併せてインフルエンザワクチンの接種も始まったため、更に混雑に拍車がかかり、結局2021年は前年の1.3倍以上の患者さんにご来院頂くこととなりました(ワクチンのみの方を除いたデータですので、実際のご来院患者さんはさらに多かったと思われます)。
職員の増員やシステムの改善などで精一杯対処し、データ上は昨年よりもお待ち時間を短縮することができています。しかしそれでもやはり急激な変化には対応しきれなかった面もあり、皆様には混雑でご迷惑をお掛けしたかと思います。
そこで来年は、更なる抜本的な改善策を打ち出し、よりよい院内環境の構築を目指すことと致しました。
まずはこの冬から、業務改善を専門に行うスタッフを職員として招き入れました。
今までになかった視点からもフローを見つめ直し、より皆さんにフレンドリーな環境を作っていきます。
また先日、更に発熱、感染症外来での感染リスクを低減するため、発熱、感染症外来の診察室に陰圧パーテーションを導入しました。
来月には発熱、感染症外来の待合エリアにも追加導入する予定です。
そして来年には院内の大改装を予定しております。
詳細はまだ決まっていませんが、動線を改善するため、今回はかなり大規模な改装となる予定です。
もしかしたら少し長めの休診期間を頂くかもしれません。
詳しいことが決まりましたらまたHPなどでお知らせいたします!
もう一つ、来春からWeb問診を導入することにしました。
今までは当院にご来院頂いてから手書きで記入していただいた問診が、あらかじめご来院前にゆっくりと、そしてより詳しく記載していただけるようになります。
これによりお待ち時間が少しでも減らせ、またより正確な診断につながる診療となることを目指しています。
新たに医師を増員する計画もあり、こちらも詳細が決まり次第お伝えいたします。
他にもまだ明かせませんが、大きなことをいくつか考えています。
(なお前回記載した「院外呼び出しシステム」に関しては、ご利用希望の方が非常に少なかったため、今回は導入を見送ることとしました)
直近では、3回目のコロナワクチンの接種が始まります。
当院では2月から接種を開始する予定で、年明けにワクチン入荷量が決まり次第、まずは医療従事者と高齢者の方のご予約を開始いたします。
予約方法については予約開始時に当ホームページ、及びLINE公式アカウントで告知いたします。
なお今回は接種を迅速に進めるため、ファイザーだけでなくモデルナのワクチンも使用する可能性があります。
国は2回目までのワクチンと異なるワクチンを使用した交差接種の許可を出しています。
オミクロン株についても、少ないながらも少しずつ情報が集まってきました。
現時点での情報は近々ブログにでも書いてみようかと思いますが、やはり現時点ではブースター接種の意義はありそうです。
なるべく一人でも多くの接種希望の方に、一日でも早く接種頂けるように致しますので、ご理解の程宜しくお願い致します。
というわけで、来年は今までよりも患者さんに心地よく来院、通院して頂ける環境が整う、加藤医院進化の年となる予定です。
また2022年も何卒よろしくお願い致します。