呼吸器・アレルギー専門診療について
※お知らせ
当院では現在原則的には9歳以上の方を対象としております。
ただし、すでに小児科など、他の医療機関に受診されているにもかかわらず呼吸器、アレルギー症状が改善しないなど、症状にお困りの方であれば、それ以下の年齢であっても診療が可能な場合がございます。
詳細は電話やメールにてお問い合わせください。
またアトピー性皮膚炎の専門的治療は金曜午後の永山医師(診療時間14:30~17:30)にてお受けしております。
呼吸器・アレルギー専門診療では、主にせきやたん、呼吸のしづらさや各種アレルギー症状などを取り扱います。
特に長引くせきやたんは、当院が最も得意とする領域です。
一般的にせきやたんなどは、数日で治ってしまうタイプと、それ以上に長くつづいてしまうタイプのものがあります。
数日で治ってしまうタイプは、多くがいわゆるウイルスや細菌による感染症が原因です(もちろん心不全や気胸、長くつづくせきやたんのなりはじめなど、その他の大きな病気が原因であることもあり、必ずしも感染症であるとはかぎりません)。
一方それ以上長くつづいてしまうせき、たんの原因は、それが長くつづけばつづくほどいろいろな原因が考えられるようになります。
下記にお示しする感染症、喘息、COPDの他にも、感染症が治ったともしばらくせきが続いてしまう感染後咳嗽、副鼻腔炎に合併する副鼻腔気管支症候群、花粉症などのアレルギーに伴いやすいアトピー咳嗽や咽頭アレルギー、胃食道逆流症による逆流性食道炎、心不全による肺水腫、肺がんや喉頭がんなどの悪性腫瘍、さまざまな間質性肺炎、肺結核・非結核性抗酸菌症などのさまざまな慢性気道感染症、処方されたお薬の副作用による薬剤性咳嗽など、ここにはあげきれないほどの病気がかくれている可能性があるのです。
当院では呼吸器、アレルギー専門医の診察、診断によりこれらの症状の原因を突き止め、いち早く適切な治療を行えるように全力を尽くしております。
病気、治療について
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眠っているときに舌の付け根が気道に落ち込んでしまうことで、気道が閉じてしまい、一時的に呼吸ができなくなってしまう状態です。家族が大きないびきをかいたり、呼吸が止まったりするのを見たりすることで気づかれることが多く、対照的に睡眠中の本人の自覚症状はないことが多いです。しかしこの病気は昼間の強い眠気が現れ、運転中や仕事中に眠くなってしまうなど生活に支障をきたすことが問題です。
またこの状態を放置すると、夜間の酸素不足が全身の臓器に悪影響を与え、高血圧の悪化や脳卒中、心筋梗塞のリスクを確実に増やし、死亡に至ることも少なくありません。また最近は糖尿病の発症にも関わるといわれています。
検査は簡易検査(アプノモニター)と精密検査(PSG:終夜睡眠ポリソムノグラフィ)があり、簡易検査で明らかな重症となった場合は、睡眠中にCPAP(シーパップ:経鼻的持続陽圧呼吸療法)という機械を鼻に装着して、呼吸のサポートを行います。簡易検査で中等症であった場合は精密検査を行い、基準以上であればCPAPを使用して治療します。CPAPの基準に満たない場合は仰向けに寝ないような枕や口腔内装具などの適応となる場合もあります。
当院では簡易検査、精密検査のいずれも入院不要で自宅で行っていただける体制を整えております。当院での診察後、都合の良い日に検査機器担当者が自宅に訪問させていただき、機械をセッティングさせていただきます。患者さんは自宅で機械をつけたままいつも通りに眠るだけです。当院での検査は入院が不要で慣れた環境であるご自宅にて検査していただけるので、より実態に近い検査結果に基づき治療方針を決定することができます。
アレルギー性鼻炎、花粉症
花粉症は現在40-50%の方がかかっていると推定されています。
スギやヒノキの花粉に反応する方が多いですが、その他にもシラカバやハンノキなどの他の樹木、夏草、イネなど様々な花粉が原因となりえます。
加えてダニやハウスダスト、カビなど、自宅内にアレルゲンがある場合も少なくなく、この場合は一年を通して症状が続くケースもあります。
基本は抗アレルギー薬の他に点鼻薬、漢方薬などを使用することができ、当院ではアレルギー専門医が多数在籍しているので、より細かい、オーダーメードの治療を提供することが可能です。
また通常の治療で症状がコントロールできない、重症の花粉症については、生物学的製剤であるオマリズマブ(商品名:ゾレア)を使用することができることもあります。
当院は複数のアレルギー専門医が十分な経験を有しているため、ゾレアの使用可能施設に指定されています。
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舌下免疫療法
現在日本ではスギ、ダニに対する減感作療法が保険診療で認められており、当院では舌下免疫療法を行うことができます。
舌下免疫療法はアレルギー反応の根本を治療する唯一の方法で、効果も長期的に続くことが期待できます。
スギ花粉アレルギーに対する舌下免疫療法については、花粉が最も多い2月から4月頃は花粉症患者さんのアレルギー反応が特に高まっているとされており、この時期に治療を開始すると副作用のリスクが高まるとされておりますので、スギ、ヒノキ花粉の時期が終了したら(5~6月ごろから)治療を開始できます。
またダニアレルギーに対する舌下免疫療法は通年で治療開始が可能です(ただダニアレルギーのピーク時期は秋口となる方が比較的多く、この時に非常に強い症状が出る方は、秋口は避けたほうが無難なけーすがあります)。
いずれにしても医師がご相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください!
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禁煙外来
当院では保険診療で禁煙治療を行うことができます(禁煙治療の施設適用基準を満たし、社会保険事務所への届出が受理された医療機関のみで保険適用となることができます)。
当院は呼吸器専門クリニックとして、多くの方々の禁煙治療に携わってきました。
その経験の元、その方にあったオーダーメイドの禁煙治療を提供しております。
治療は今まで喫煙を続けていた状況や、禁煙に向けての気持ちの整理などのカウンセリングを行いながら、バレニクリン(商品名チャンピックス)やニコチンパッチなどの禁煙補助剤を使用しながら自然に禁煙ができるようにサポートを致します。
通院期間は3か月で、その間計5回の通院をしていただき、最終的に禁煙を達成できることを目標とします。おおよそ60~80%の方が最終的に禁煙を達成できます。
また途中でどうしても挫折してしまいそうになることも珍しくありませんが、当院ではその場合でも、治療のパートナーとして患者さんを支えていきながら、少しでも目標に近づけられるように手助けをしていきます。
慢性呼吸不全
慢性呼吸不全の治療は、低下した呼吸機能を補いながら、全身への影響を最小限に抑え、安定した生活を維持することを目的とします。
まず重要なのは、原因となっている疾患の適切な治療です。
COPDや間質性肺炎、気管支拡張症などでは、吸入薬や内服薬、感染予防、呼吸リハビリテーションなどを組み合わせて呼吸状態の安定を図ります。
それでも血液中の酸素が不足する場合には、在宅酸素療法(HOT)を導入します。
酸素を補うことで心臓への負担を軽減し、息切れを和らげ、日常生活の活動性を保つことができます。
特に重度の低酸素血症がある患者さんでは、長期酸素療法が生命予後を改善することも示されています。
一方、二酸化炭素が体内にたまるタイプの慢性呼吸不全では、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)が有効です。
マスクを装着して呼吸を補助することで、呼吸筋の負担を減らし、二酸化炭素を効率よく排出します。
夜間に使用することで睡眠の質が改善し、朝の頭痛や強い眠気が軽減することもあります。
慢性呼吸不全は長く付き合っていく病気ですが、適切な治療を継続することで急な悪化や入院を防ぎ、生活の質を保つことが可能です。
定期的な診察と評価を行いながら、その方の状態に合わせた治療を続けていくことが大切です。
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