スタッフブログ

2019.11.23更新

昨日、今日ととても冷たい雨ですね。エアコンが活躍する季節となりました。

入院生活は体調さえ良くなってしまえば、退屈なものです。普段、21時に寝るとかないですよね。そう、病院って21時消灯でテレビもつけられないのです。眠れない。眠れたとしても変てこな夢(オリーブオイルに漬かったパスタの夢とか)みたり、ラウンドの看護師さんの懐中電灯で照らされ目を覚ますとか。とにかく長い夜を過ごすのです。

私は4人部屋にいたのですが、長く一緒に過ごしたHさんというおばあさん、おもしろすぎでした。カーテン越しに色々音が漏れ聞こえるじゃないですか。聞きたくなくても耳に入ってきます。Hさんはどうやら「おかき」がお好きなようです。ご主人がお見舞いに来た時、食事のあと、夜中までぼりぼりぼりっといい音立てて食べていました。それから「いびき」。最初静かに寝息を立てているのだけれど、そのうちいびきに変化。ゴーゴー言って突然ぴたっと止まる。えっ?大丈夫か?と心配しているとまた突然ごーーーーーっと始まり、あっ、生きてた・・・。みたいな。Hさんとは日向ぼっこしながらとか談話室的なところでよくおしゃべりをしたのですが、頭の回転が速く、お話の内容もしっかりされています。ところがある夜中、隣のHさんのベッドの方からつえが倒れる音と、何かもがいているような音がします。失礼を承知でカーテンを開けると、ベッド上にHさんの姿はなく、私パニックですよ。スマホのライトで照らすと、ベッドの向こう側の床に寝転んでいます。「看護師さん呼んでぇ・・」とか細い声で言うので、ナースコールで看護師さんを呼ぶと、当然大騒ぎになるじゃないですか。事情を聴くと、ベッドから落ちたわけではなく、床に寝てみたくなって床に寝たものの、寝心地が悪かったとのこと。おもしろすぎです。

Hさんとは別のおばあさんSさんがお部屋にいたときのこと。Sさん、夜中にトイレに行きました。なかなか出てきません。Hさんもトイレに行きたくなったのでしょう。トイレをトントンとノックします。Sさんがまだいるはずなのに返事なし。Hさん慌てる。私も聞きながら慌てる。ちょうどそこへ看護師さんが通りかかり、看護師さんも慌てて、どうやったのかトイレを開けるとSさんは無事で事なきを得たのですが、お年寄りとの生活はスリリングで、そういった意味では退屈しませんでした。

入院中、歩いてねーと言われていたので、用もなく病棟内をうろうろしたり、売店に飲み物や新聞を買いに行ったり、最上階のコインランドリーに行ったりしていましたが、その程度しか動いていなかったせいで、退院してきて自宅の2階リビングに行くため階段を上ったとき、脚がへにゃへにゃで上るのに苦労しました。脚の筋力が落ちているのです。食事も順調に食べられており、気力は十分で、なんか退院したらすぐに仕事に行けそうな気さえしていましたが、無理。正直ショックでした。今は家事をしつつ、日常生活を取り戻し、ある程度の時間立っているということに慣れないと・・・。まだまだ若い気分でいましたが、確実に加齢による衰えも否めません。人間、もともと備わっている機能を使わないとすぐに衰える、回復するには時間がかかるというのを身をもって体験しました。

 

 

 

投稿者: 医療法人社団加藤医院

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