自費診療

自費診療

院内の混雑を避けるため、当分の間新規のご予約をメール、およびお電話のみにさせていただきます。予約システムのご利用前に当院にメール、もしくはお電話でご一報ください。

高濃度ビタミンC点滴

当院では現在、がんに対する超高濃度ビタミンC点滴の新規受付は行っておりません。ご了承ください。

 

ビタミンCは、自らが酸化することで他の物質を還元することができる力を持っており(いわゆる「抗酸化作用」と言われます)、体の中でさまざまな酵素反応に必要な金属イオンを還元することで酵素反応を助けます。
私たちの体の細胞は、取り込んだ酸素を利用してエネルギー(ATP)を作りだすことで生命活動を営みますが、この際に酸素が還元され、「活性酸素」が生み出されます。
「活性酸素」は免疫や感染制御に関与するなどいい働きもするのですが、過剰になると、体の構成成分であるたんぱく質、脂質、DNAなどを酸化し錆びさせることで細胞傷害をもたらし、体の老化を早めてしまいます(これを「酸化ストレス」といいます)。
ビタミンCはこの点に働きかけ、「抗酸化作用」を発揮します。その結果、体の構成成分の老化を抑えることができ、美容効果や健康増進効果を期待することができると考えられているのです。


人間はビタミンCを自らで作ることが出来ないため、外から補うしかありませんが、水溶性であり多量のビタミンCを口から摂取しても吸収しきれなった分は尿中に排泄され、体の中にため込んでおくことが出来ない栄養素です。
このビタミンCを点滴で投与すると、経口摂取と比べて高い血中濃度を維持できるため、効果が期待できやすいとされています。


具体的には以下のような効果を期待できるとされています。

 

① 美肌効果
お肌の美白・・・・・・・・・・・シミの大敵である、メラニン色素を抑制します。
お肌のハリ・弾力・・・・・・・・ビタミンCはコラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力のもとを増やしハリのある肌をつくります。
保湿たっぷりのしっとり肌・・・・水分を強力に挟みこむセラミドの生成を促し、みずみずしいお肌にします。
ニキビやお肌のトラブル改善・・・ニキビや皮脂の成分を抑え、きれいな毛穴を保つことでニキビを予防、抗炎症作用でトラブルを改善します。

 

② 抗酸化作用
細胞にダメージを与える活性酸素から細胞を守り、体の酸化を防ぎます。
そのため体の細胞の老化を防ぐことが期待できます。

 

③ 疲労回復効果
経口内服に比べ血中濃度を効率よく高めるため、疲労・倦怠感の回復に即効性があります。また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑え、本来からだに備わる酵素反応を促進するため、ストレスに強い体づくりや免疫力のアップが期待できます。 

 

■ビタミンC点滴の注意事項

ビタミンC点滴は、原則予約制となっております。御予約無しでご来院された場合は当日の点滴治療はできませんので、必ずご連絡の上ご来院ください。 

 

ビタミンC点滴の受付時間について
午前:8:30~11:00
午後:15:30~17:00

最終受付時間を過ぎた場合は、受付をお断りする場合がございます。

 

お食事と水分について
お食事、水分を十分お取りになった上でご来院ください。
点滴中は喉が渇きやすくなるため、水分補給の為のお水・お茶等のご用意があるとよろしいかと思います。

 

マイヤーズカクテル

ビタミンB1・B2・B3・B5・B6・B12、ビタミンC、グルタチオン、マグネシウムなど、人体にとって必須である多様なビタミン、ミネラルを直接血管内に投与し、血中濃度を高めることで効果を期待することができる点滴です。

アメリカのマイヤーズ医師が、風邪や慢性疲労などのさまざまな疾患をこの点滴で治療したことがはじまりとされており、これがマイヤーズカクテルという名称の由来となっています。

ビタミン、ミネラルで構成される点滴のため、副作用はあまり報告されておらず、線維筋痛症、偏頭痛発作、こむら返り、狭心症、全身倦怠、疲労、生理不順、慢性副鼻腔炎、心不全、慢性疲労症候群、アレルギー性鼻炎、慢性蕁麻疹など幅広い疾患に対して効果が期待できる可能性があります。

グルタチオン点滴

グルタチオンは保険診療上では薬物中毒、妊娠に際してのつわりに使用される薬剤で、抗酸化作用、解毒作用を持っています。

グルタチオンは特にパーキンソン病によるふるえなどの症状に効果があるとされています。

脳内では脳細胞がエネルギーを作る過程で、活性酸素も一緒に作られます。活性酸素は細胞を傷害する働きがありますが、活性酸素はもともと体内にあるグルタチオンで分解されるために、普段は問題が起こりません。

しかしパーキンソン病では、体内のグルタチオンが少なくなっており分解されなくなった活性酸素が脳内の黒質という部分を傷害してしまいます。

その結果黒質からドーパミンの分泌が減ってしまうことで症状を引き起こされると考えられています。

グルタチオンを点滴で投与することにより活性酸素の分解を促し、黒質の機能を回復させることで症状の改善を期待します。


この治療法の有効率は50%程度と報告されています。効果がある場合、点滴後すぐに症状が改善することが多いのですが、当初は比較的すぐに元に戻ってしまいます。何度か繰り返すことで徐々に症状の改善が安定化します。

パーキンソン病以外でも、レビー小体型認知症、閉塞性動脈硬化症による歩行時の痛み、慢性疲労などの症状を改善できるとされています。

 

サプリメント

現在の食生活では十分な栄養素を摂取することが困難で、栄養も偏りがちになる傾向があります。また栄養素はひとつでも不足すると体の新陳代謝に悪影響を及ぼします。このため栄養不足で、気がつかないうちに体の不調の原因になっている場合があります。

また健康診断などの血液検査で一見異常がなくても、分子整合栄養学の観点からみると栄養素(ビタミン、ミネラル)が不足していることがあります。
そのためサプリメントを用いて不足している栄養素を補充することで、様々な症状を改善したり、より活力のあるカラダを手に入れたりすることが期待できます。

 

当院では、一般には市販されていない、医療機関でのみ扱うことができる高純度のサプリメントを取り扱っております。
ご希望の方はお気軽にお尋ねください!