がん検診

がん検診について

胸部レントゲン検査

※肺がん検診でもお受けいただける検査です

胸部レントゲンで、肺の中にある腫瘍を見つけ出す検査です。

少しでも病変の疑いがある場合は、速やかにCT装置のある各医療施設へ検査を依頼します(当院で予約をお取りします)。

結果は紹介先の放射線読影医の読影所見に加え、院長が呼吸器専門医の視点から厳密に解析し、患者さんに詳しくご説明頂います。

喀痰検査

※条件を満たした方に対し肺がん検診に追加される検査です

喀痰にがん細胞が存在しないか、顕微鏡にて検査を行います。

がんがあった場合の検査陽性率は40%程度とされていますが、肺の付け根(肺門部と呼びます)や気管内に腫瘍がある場合、レントゲンには映りにくい一方、痰にがん細胞が出現しやすくなるので、肺がん発見の契機になることがあります。

胃内視鏡検査(胃カメラ)

※胃がん検診でもお受けいただける検査です

口から柔らかいチューブのようなカメラを挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜表面を検査します。
また、場合によっては細胞を採取して精密検査にかけることも可能です。
当院では、全身麻酔による胃内視鏡検査や、鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡検査も実施していますので、胃カメラが苦手な方もご安心ください。

ペプシノーゲン検査

血液中に含まれている「血清ペプシノーゲン」という値を調べることで、胃がんの可能性を判断します。
胃の萎縮とは関係のない疾患は見落とされるというデメリットはありますが、何より簡単に検査を受けられるというメリットがあります。

ABC検診

血液検査で、胃粘膜萎縮マーカーの「ペプシノーゲン(PG)」と胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因と言われている「ヘリコバクター・ピロリ(Hp)抗体価」を調べます。そして、これら2種類の結果から、胃がんのリスクを判定します。

ヘリコバクター・ピロリ検査

胃カメラによる組織採取、血液、便、呼気、尿のいずれかの方法で、胃や十二指腸の疾患を引き起こすヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているかを調べます。特に胃がんを予防するためにも、早めに調べて感染している場合は除菌することが大事です

検便検査

※大腸がん検診でもお受けいただける検査です

一見して便が赤くなっていなくても、便に血(ヘモグロビン)が混じっていることがあります。
その場合、大腸に癌やポリープができている可能性があります。

大腸内視鏡検査の必要性を確かめることができる検査です。

超音波検査(エコー)

超音波を当てて、臓器の様子を調べる検査です。
がん検診で行う超音波検査では、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、甲状腺などに有効
で、患者さんの体にほとんど負担をかけずに検査できるのが大きなメリットです。
なお当院では、経験豊富な超音波専門の検査技師が検査を行います。

腫瘍マーカー検査(PSA検査)

PSAとは、前立腺から分泌される物質で、前立腺に異常があると血液中に出現するという特徴があります。
この検査によって無症状の前立腺がんの早期発見につながることがあります。

50歳以上の男性や、排尿に問題のある男性は、PSA検査を受け、前立腺がんの可能性を確認しておくようにしましょう。